ビジネスは決断の連続です。
制約条件(人員・資金力・時間等)がある中で、
最も優れた選択肢を選ぶ決断力が求められます。
では全ての決断を直感だけで行っていいのかというと、
これはかなり危険な行為と言わざるを得ません。
まず決断する際に大事な前提条件は、
唯一絶対の解など無いということです。
1つのことを選ぶということは、他の選択肢を
選べないということでもあります。
選択肢がある場合に大事なのは、
その中で「優位解」を探すことです。
「優位解」とは「絶対解」とは違い、
今ある選択肢の中で「最も優れた選択肢」です。
ビジネスの現場で求められる決断力とは?
それぞれの選択肢には、それぞれのメリット・デメリットがあって、
そのせいで逆に選択できないというジレンマに陥りがち。
この場合に大事なのは、「絶対にこれだけは外せない」
という条件を決断することです。
最も低い投資金額であることが条件なのか?
最も早く開始できることが条件なのか?
最も労力がかからないことが条件なのか?
最もリスクが低いことが条件なのか?
最も利益が出ることが条件なのか?
「優位解を見つける=外せない条件を決断すること」なのです。
条件が1つだけにできれば、その条件のなかで
最もメリットが高いものを選べばいいだけになるのです。
決断力とは、外せない条件を選択できる能力だと言えます。