書籍名 | 残念な人の仕事の習慣 |
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著者 | 山崎将志 |
出版社 | アスコム |
価格 | 893円(税込) |
久保憂希也の憧れの人とは?
著者としてセミナーやイベントに参加すると、よく受ける質問があります。
「あこがれの人はいますか?」
質問をする方は、孫正義や三木谷浩史・・・など超有名人の答えを期待されているでしょうが、私は即答します。
「いません」
理由は今の自分から遠すぎるためです。
彼らのように1兆円企業を作り上げるというのはそうできることではありません。
現実の自分との差分が大きすぎて目標とならないのです。
残念な人から学ぶ私の理由
私が参考にしているのは『残念な人』です。
あこがれの人(メンター)を固定するより、「こうはなりたくないな」という人を見つけて、その逆を意識して取り入れた方が私にとっては学びが多いのです。
ビジネスをしていて『残念な人』に遭遇したことはありませんか?
学歴も資格も持っているのに何か間違っているために結果につながらない。
少し考えれば簡単に改善できることを、日常業務として黙々とこなし、それを仕事だと思っている人。皆さんの周りにもいるはずです。
ご紹介する一冊は山崎将志氏の『残念な人の仕事の習慣』です。この本の中で、著者は「残念な人」はモノ・ゴトを考える・行動するにあたっての「前提条件」が間違っているため、結果が今一つになってしまう人だと定義づけています。
この著者の凄い点は、どこにでもあるような一般事象から『残念な人』を見つけだし、どこがどうダメなのかを明確に解説できているという点です。
ダメな人を「ダメだ」と否定することは誰にでも出来ます。
しかし否定することで学びを得ることはできません。
ダメな人を「ダメだ」と切り捨てて終わるのではなく、なぜこの人はダメなのか?どう改善すべきなのか?と明確に説明でき、その上で自分に反映することこそ学びになります。
反面教師こそ教師なのです。